「仕事は公認会計士と英語教育です」
こんにちは、Megumiです。
子どもと親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
現在、姉のMihoと一緒に英語教育を目的とした会社を運営していますが、私には英語教育以外にもう一つの専門があります。それは会計です。公認会計士として会計事務所を営んでいます。
公認会計士の仕事は多岐に渡りますが、監査法人に属し、上場会社の監査をするのが主な仕事うちの一つです。また、監査法人から独立して、私のように個人で会計事務所を営んでいる公認会計士も数多くいます。
他にも、会社に所属して企業内会計士として活躍する公認会計士も多くいますし、仕事の内容は様々ですが、共通しているのはみな、「公認会計士」という名前のとおり、会計の専門家ということです。
もし、「仕事は何ですか?」と聞かれたら、私は「公認会計士と英語教育です。」と答えると思いますが、どちらも私にとってはとても大切なお仕事です。
英語以外に専門を持ってほしい
先日、友人と英語教育について話していたとき、「子どもには英語ができるようになってほしいけど、それ以外に専門を持ってほしい。」と話していました。最近はこのように考える方が増えているようです。
確かに、英語ができるだけでも世界中の人とコミュニケーションがとれたり、インターネット等から得られる情報が増えたりと、多くのいいことがありますが、英語力に専門性がプラスされると相乗効果で各段に世界が広がります。
英語力をアピールして監査法人に就職
少し私の経験をお話しさせていただきます。
私は2009年11月に公認会計士試験に合格し、翌年2010年1月に大手監査法人に就職しています。
公認会計士になるためには、公認会計士試験合格後に監査法人に就職して経験を積むのが一般的ですが、監査法人の採用状況は年によって大きく異なり、ちょうど私が合格した2009年はリーマンショックのあおりを受け、合格者にとって大変厳しい年でした。
多くの公認会計士試験合格者が監査法人への就職を断念し、もう少し規模の小さい会計事務所や会社の経理財務などへ就職しました。
そのような状況の中、私が運良く大手監査法人に就職できたのは、英語が話せたからだと思います。私は採用試験において英語力をアピールし、内定が出たときには英語を勉強してきて本当によかったと思いました。
夢がかなったと実感した瞬間
監査法人に入社した後も、英語ができたおかげで大変貴重な経験をすることができました。
監査は通常チームで実施します。私は1年目から世界中に子会社を持つグローバル企業の監査チームの一員となり、2年目からはシンガポールやオーストラリアなどにある海外子会社へ出張をして、現地の公認会計士とともに英語でコミュニケーションをとりながら監査をしました。
私は学生の頃、世界で活躍するキャリアウーマンに憧れていました。入社2年目の私は公認会計士としての知識や経験はまだまだ不十分でしたが、海外出張をして現地の公認会計士とともに働くことができたとき、「夢がかなった」と実感したことを今でも覚えています。
世界にビジネスを展開するグローバル企業の監査に携わることができたのは、私が「会計」という専門に加えて「英語力」を持っていたからです。どちらも単独でとても役立つものですが、その2つが合わさったとき、各段に世界が広がりました。
まずは興味ある分野を見つけるところから
ぜひ英語を学んでいる子どもたちには、英語以外にもいろいろな経験を通して、興味ある分野を見つけていってほしいです。そして親御さんにはお子さんが興味ある分野を見つけていく、そのお手伝いをしてほしいと思います。
「専門性+英語力」で日本の国境はひとっ飛びで超えていけます。