こんにちは、Megumiです。
子どもと親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
年末から新年にかけて、これはいいなあと思ったエピソードがあるので紹介させてください。
毎年、大晦日に我が家は姉一家とともに実家に集まり、その年にあった出来事をわいわいみんなで話しながら、夕食を食べるのが恒例となっております。
昨年の大晦日も実家に集まって夕食を食べ、みんなお腹いっぱいになって紅白歌合戦を見始めた頃、実家の母がどこからかコマを3つ出してきました。コマの周りに紐を巻き付けて引っ張って回す、昔ながらのコマです。
みんな最初は物珍しさに何回かやってみましたが、なかなかうまくいかず、すぐにやめてしまいました。
ところが唯一、小学1年の娘だけは、回しては失敗し、回しては失敗し、一人黙々とコマを回し続けていました。
私も娘がコマを続けていることを知りながらも特に声を掛けることなく、他の家族と話に花を咲かせていました。
そろそろ帰る時間になり、娘に「そろそろ帰るよ」と声を掛けると娘は一旦手を止めたものの、すぐにまたコマを回し始めます。そう、根っからの「負けず嫌い」です。
私は半分呆れながら「もう帰るよ」と言ったそのとき、娘の放ったコマが勢いよく、そしてきれいなバランスを保ちながらクルクルと床で回ったのです!
本当に嬉しそうな娘の顔を見ながら、私は「できないだろう」と決めつけていた自分自身を反省しました。
それから数日後、年が明けてからまた姉一家と集まる機会がありました。
そこでカナダ人の義兄と私が2人で話していた際、「この前、○○(娘の名前)、コマ上手だったね」と言われたので、「そう、すごい負けず嫌い」と私が答え、「Hate to lose」と英語に直訳してみたところ、「”She hates to lose.”でも分かるけど、”She never gives up.”の方が自然」と教えてくれました。
なるほど。日本語の「負けず嫌い」は、いい意味にも悪い意味にもなりますが、「Never give up」はポジティブに響きます。そして、大晦日の、失敗しても何回も何回も挑戦する娘の姿はまさに「She never gives up.」という表現にピッタリです。
2022年が始まり、私も新年の抱負をいくつか掲げました。どれもすぐには手が届きそうにありません。
ですが、一度や二度うまくいかなくても挑戦し続ければきっと成し遂げられるはずと信じています。
娘に教えてもらった「Never give up」の精神で、今年一年挑戦していきたいと思います。
本年もよろしくお願いします。