こんにちは、Megumiです。
子どもと親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日はおすすめ絵本の第3弾です。
今日おすすめするのは、「GOODNIGHT MOON」という、赤と緑を基調とした色彩がとても美しい絵本です。
内容は、部屋の中にあるもの一つひとつに、「Goodnight」と声掛けをしていくという、とてもシンプルなものです。
美しい色彩とともにこの絵本の最大の特徴となっているのが、ライム(rhyme)です。
「rhyme」を辞書でひくと、「韻を踏むこと、韻を踏んだ歌や詩」と訳されてます。
英語圏の子ども向けのライムの歌としてはマザーグースが有名ですが、その中で日本でも有名な「Twinkle twinkle, little star」の歌詞をご存じでしょうか。
Twinkle twinkle, little star,
How I wonder what you are,
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky,
Twinkle twinkle, little star,
How I wonder what you are.
1行目の終わりの“star”と2行目の終わりの”are”が韻を踏んでいますね。
また、3行目の終わりの”high”と4行目の終わりの”sky”が韻を踏んでいます。
ライムを意識することにより、リズムの良さを楽しむことができ、また後々、スペリングやフォニックスを効率的に学ぶことができると言われています。
アメリカの小学校では低学年のうちに学ぶそうですが、日本ではライムについてはほとんど扱われていないのが現状です。
「GOODNIGHT MOON」では全体を通して、ライムが繰り返されています。このライムが美しい色彩と重なって、絵本全体になんとも言えない空気感を与えています。
私はこの絵本をインターネットで購入しましたが、この絵本が届いたとき、正直、子どもたちが気に入ってくれるかなと少し不安に思いました。「落ち着いた雰囲気の絵本」というのが私の第一印象です。
ところが、です。
すぐに2人の子どもたちのお気に入りの本になりました。
その理由がこのライムだと思います。韻を踏んでいるので、7歳の娘だけでなく、3歳の息子もすぐに読めるようになり、私が読み聞かせしようとしても、2人が音読したがるようになりました。(正確には3歳の息子は読んでいるのではなく、暗記していると思われますが)
寝る前の読み聞かせにピッタリの一冊です。
一点だけ、購入時の注意点をお伝えすると、ボードブックではなく、ぜひハードカバーをご購入いただきたいということです。
以前、本屋に置いてあったボードブックを見たことがありますが、ハードカバーと比べて大きさだけでなく、色彩が全く違っていました。優しい色彩のハードカバーに比べ、ボードブックの絵は鮮やか過ぎる印象です。
ぜひハードカバーの美しい色彩でこの本の魅力を100%楽しんでいただきたいと思います。