こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は、英語を学ぶメリットについてのお話です。
AI翻訳の精度が上がってきている昨今、将来的には英語を学ぶ必要はなくなるいう意見も聞かれます。
私も、全ての人が英語を学ぶべきだとは思っていません。
ただ、英語を学ぶとどんないいことがあるのかを知り、自分にとって英語は必要かどうかを考えた上で、選択していくことは大切かと思っています。
もし、あなたが英語を学んでいる、または学びたいと思っているのであれば、「なぜ英語を学びますか」と聞かれたら、何と答えますか。
「いろいろな人と会話が楽しめるようになりたいから」
「字幕なしで映画が見られるようになりたいから」
「海外旅行を楽しみたいから」等、人によって様々だと思います。
理由を挙げたら、さらに一段掘り下げて、「なぜ」と問うてみて下さい。
例えば、いろいろな人と会話が楽しめるようになりたいのであれば「なぜ、いろいろな人と会話が楽しめるようになりたいのですか」
字幕なしで映画が見られるようになりたいのであれば「なぜ、字幕なしで映画が見られるようになりたいのですか」
海外旅行を楽しみたいのであれば「なぜ、海外旅行を楽しみたいのですか」
そのように掘り下げてみると、そこには、英語という手段をもって何かすることによって、新たな世界を知ることができることへの期待や、それによって成長できることへの期待があることが感じられるのではないでしょうか。
大学生の英語レッスンをしている時、
”The squeaky wheel gets the grease.”
「ギシギシと音を立てる車輪は油をさしてもらえる」
という英語のことわざが出てきました。
このことわざが言わんとしていることはなんでしょうか?
実はこれ「不満は口にしてこそ、気づいてもらえる」といった意で、ポジティブな意味合いで使われます。
強いて日本語で言うなら「言ったもん勝ち」といったところでしょうが、その場合には「図々しい」といったネガティブな意も含まれ、ニュアンスが異なるでしょう。
これは、言語によって、何に価値が置かれているのかを垣間見ることができる一例です。
他の言語が理解できるようになると、その言語を話す人々が、その文化の中で、どうしてそのようにふるまうのかが理解できるようになります。
今まで自分が見ていたのとは、違った角度から物事を見ることができるようになります。
実はこれは、同じ国に生まれた人同士の関わりの中であっても、より良い人間関係を築いていくために役に立つ視点です。
英語を学び、様々な国、文化の人々と関わることは、今、様々な課題に直面している私たちが、視点や選択肢を増やし、よりよい社会を築くための一助にもなることと思います。
“Why do you learn English?”