こんにちは、Megumiです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
最近ではAIをはじめとするテクノロジーの進歩により、英語から日本語、日本語から英語への翻訳が瞬時に可能となり、Google翻訳の性能はTOEIC900点を超えるという意見もあります。
このような背景があって、英語学習はもはや不要だ、TOEICの勉強をするくらいならプログラミングの勉強をした方がよほど賢明だ、という意見も聞かれます。
皆さんはこのような英語学習不要論に対して、どのようなご意見をお持ちでしょうか。
もちろんいろいろな意見があっていいと思います。
このVUCAの時代、唯一の正解は誰にも分からないと思いますし、そもそも唯一の正解は存在しないと思うからです。
ただ私は、今後ますますテクノロジーが進歩し、仮にZoom等でのオンライン会議の際に、正確な同時通訳が可能になったとしても、英語を学ぶ意義は大きいと思っています。
そう考える1番大きな理由は、英語を学ぶことにより、コミュニケーション能力が磨かれると同時に異なる文化に対して柔軟になれるからです。
もちろん英語を使って外国人とコミュニケーションをとるということが前提になりますが、異文化を知ることで、物事を多角的に考えることができるようになります。
この点については、もう1人のブログの運営者であるMihoも以前ブログに書いていました。

また、外国だからといって全てが日本と異なっているわけではなく、話してみると意外にも多くの共通点があったりします。
そんな外国との共通点が見つけられるのも、英語でコミュニケーションを図ることの大きな醍醐味です。
ここまで読んだ皆さんの中には、高性能の自動翻訳機でも、コミュニケーションを十分に図れ、異なる文化を知るのに事足りるのではないかとお考えの方もいらっしゃると思います。
現在の自動翻訳機の性能はすばらしく、おそらくそのご意見も正しいと思います。
ただここまで来ると、私の経験では、という話になってしまいますが、自動翻訳機を介しての会話はどうしてもタイムラグが生じますし、翻訳された言語には少しの違和感が残ります。
そしてこれらによって、相手とのつながりが直接的ではなく間接的だという感覚が生じ、同じ言語を使って話す場合に比べて、相手への共感が生まれにくいのではないかと思うのです。
私にはこれまで英語でのコミュニケーションを通じて経験した、数々の忘れられない思い出があります。自動翻訳機を介していたとしても同じ経験をすることができたか、と聞かれれば、到底イエスとは言えません。
皆さんは、英語学習とテクノロジーの進歩について、どうお考えになりますか?