「間違い」のススメ

「覚えるために、間違える」

こんにちは、Mihoです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

今日は「間違い」のススメのお話です。

あなたは、英語の言い回しや単語を覚えるために、どうしていますか?

覚えるために、何度も書く。

覚えるために、何度も聞く。

覚えるために、何度も口に出す。

人によって、覚え方はいろいろだと思います。

そして、あなたの覚え方に、一つ加えてみて下さい。

「覚えるために、間違える」

「覚えるために、間違える」

学生時代、テストを受けたときのことを思い出してみて下さい。

できなかった問題をやり直すそうすることで、その問題が分かるようになる経験があったのではないかと思います。

言語学習も例外ではありません。

一度、間違える。

特に、その間違えた時に「悔しい」「恥ずかしい」などの感情が伴うと、そのことばの定着度がぐんと上がります。

「アイズ、出して!」

カナダ人の夫が、数年前に、日本でバイクの免許を取ろうと教習所に通っていたときのことです。

夫は、日本在住歴も長いので、日本語で日常会話を理解することができます。

また、カナダでバイクに乗っていて、乗り方は知っているので、教官の言っていることも、ほとんど問題なく理解できていました。

でも、時々、知らない単語に出会うことがあります。

教習所内での練習中、交差点に差しかかろうとした時に、教官の声が聞こえました。

「合図出して、合図!」

交差点に差しかかるという状況から

「”Eyes”(目)出して」=「よく見るように」

と解釈した夫。

交差点で、目を大きく見開いて、目玉が前に出るかと思うほどに凝視してみたそうです。

でも、教官は言い続けます。

「合図だよ!合図出して!」

そして、後になって知ったんです。

「合図」というのは、”indicator”のことだったんだなぁと。

夫は「ウインカー」という言葉は知ってましたが「合図」という表現があることは知りませんでした。

冗談のようなホントの話ですが、これで夫は「合図」という言葉を覚えることができました。

間違えるは一時の恥

間違えることは、時として、恥ずかしいことかもしれません。

できれば間違えたくないという思いは、大なり小なり誰もが持っているものかもしれません。

だから「覚えるプロセスの中で、間違ってもいいんだよ」と言われても、一歩を踏み出すのに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。

そんな時には、少し割り切って「覚えるために、間違える」ぐらいのつもりで思い切って、英語を話してみてください。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」

ということわざもありますね。

同様に「間違えるは一時の恥」ぐらいの思いで、話してみましょう。

そうすることで、これまでなかなか覚えられなかったことも、すぐに覚えることができる経験ができることかと思います。

ちなみに、私も飛行機で、飲みたいものを聞かれて

“I am orange juice!”

と威勢よく答えて、周りの人から笑われた記憶があります。

「私は、オレンジジュース(にします)」

をそのまま訳したつもりでしたが

「私は鈴木です」「私は学生です」

といった意味合いでの、

「私はオレンジジュースです」

になってしまいました。

正確には、”Orange juice, please.”

それからすっかり定着したフレーズです。

「間違えるは一時の恥」

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