英語を学ぶと世界が広がる

こんにちは、Mihoです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

今日は「英語を学ぶと世界が広がる」というお話です。

英語を学ぶメリットは、たくさんあります。

  • 新たな視点を得ることができる
  • 自分の考え方や文化を客観的に見ることができる
  • 他に居場所ができる

新たな視点を得ることができる

英語を学んで、いろいろな人に会うと、考え方や価値観、ものの見方は、人それぞれだと実感します。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」

川端康成の小説『雪国』の冒頭です。

あなたは、その一文を聞いて、どんな風景を想像しますか?

おそらく、自分はトンネルの中から出てきて、目の前に銀世界が広がった様子を思い浮かべたのではないでしょうか?

『雪国』は、Edward George Seidensticker氏によって翻訳されています。

その冒頭の一文

“The train came out of the long tunnel into the snow country.”

英語圏の人に、この一文を読んで想像した風景を絵にしてもらいました。

まずは、私の夫。カナダ出身です。

英語圏の代表が、夫だけというのも心許ないので、アメリカ人の友人にも、描いてもらいました。

それぞれ、別の機会に描いてもらったので、描いた本人たちが、お互いの絵が似ていることに驚いていました。

どちらも、自分がトンネルの中にいるのではなく、外にいて、客観的に電車を見ています。

これは、英訳の主語が、”The train”であることによるものかと思われます。

そこには、視点の違いが感じられます。

他には、どんなことに気づきますか?

例えば、どちらも山の上に、黄色で描かれたものが見えます。

これは「月?」と思いきや、太陽です。

太陽を黄色で描いたり、赤で描いたり、またはオレンジで描く人もいるでしょう。

自分の考え方や文化を客観的に見ることができる

そんなふうに、比較してみることで、いろいろな視点があることに気づきます。

カナダに行くと驚くことの一つが、卵料理のバリエーションの多さです。

朝食やブランチ(朝食と昼食の間の時間帯)に出かけると、

“How would you like your eggs?”

「卵はどうしましょうか?」

と聞かれます。

目玉焼き、スクランブル、オムレツ、ポーチド等、いろいろな選択肢があります。

日本では、レストランに行くと、だいたいメニューにあるものが出てきますね。

スクランブルエッグがメニューに載っていたら、スクランブルエッグが出てくることが多いでしょう。

朝食のテーブル。皆、皿の上には異なる食べ物が載っている写真。“rice”は「稲」「米」「ご飯」

他に居場所ができる

「他にも居場所ができる」というのも大きなメリットの一つです。

言い方を変えれば「自分の見ている世界だけが全てではないことに気づくこと」です。

それに気づくことで、視野が広がります。

そういう世界もあるんだなと学びにもなります。

選択肢も増えます。

他にも居場所ができることで、今いる場所にいることが辛くなった時に、気分転換として、また時には逃げ場として、その場所に行くこともできるでしょう。

第3の居場所ができるといってもいいかもしれません。

英語を学ぶと世界が広がります。

Comfort Zone(コンフォート・ゾーン=自分が心地よいと感じられる領域)を少しずつ広げていくイメージで、英語に取り組んでみると、そのプロセスが楽しめるかと思います。

Step by stepで楽しく取り組んでみませんか?