子どもの発音を聞いて思うこと「みんな違って、みんないい」

女の子が自分を抱きしめて微笑んでいる。

たくさん聞くことにより身についた発音

こんにちは、Megumiです。

子どもと親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

7歳の娘はオンライン英会話をダイニングルームで受けていますが、私は隣のリビングルームにいることが多いので、娘の英語を話す声がよく聞こえてきます。

娘の発音については、3歳から英語のDVDやCDをたくさん聞くことにより身につけてきたため、一つひとつの音を自然に発音できていると思います。

先日、ネイティブスピーカーの従姉に、「ball(ボール)」と「bowl(ボウル、どんぶり)」の発音を聞いてもらった際、残念ながら私は両方とも「ball」になっていたようですが(涙)、娘はそれぞれ正しく発音できているとお墨付きをもらいました。

もちろんまだ流暢に話すことはできませんので、英語特有のリズムやリンキングはこれから身についていくと思いますが、今のところ、発音も順調に身についているようです。

わざと日本語アクセントの英語に

しかし、先日、英会話学校で教えた経験のある友人にこんな話を聞き、びっくりしました。

その友人によると、小学校高学年くらいになると、周りの子が日本語アクセントの英語を話す中、自然なアクセントで話すことをかえって恥ずかしいと思うことがあり、わざと日本語アクセントの英語で話す子どもがいるとのことでした。

なんとも残念な話です。

この話を聞いたとき、娘には同じような状況になっても、自信を持ってこれまで身につけてきた発音で話してほしいなあと思いました。

またそれと同時に、なんだかとても悲しい気持ちになりました。

わざと日本語アクセントにして話す子どもの心の中ではきっと、「みんなと同じにしておいた方が安全だろう」という意識が働いてのことなのだと思います。

みんな違って、みんないい

確かにみんなと同じにしていれば安全という意識、私の中にも多分にあり、人からどう思われているか、私自身も気になります。

自分の子どもには、自分のやりたいことをやってほしいと思いますが、もし子どもが人の目を気にしてなかなか一歩踏み出せなかったしても、その気持ちもとてもよく分かります。もちろん、「大丈夫だよ」と励ますと思いますが。

「みんな違って、みんないい」

この思いを多くの人が共有したときに、一人ひとりがもっと輝ける教育現場、ひいては個性が本当の意味で尊重される社会になるのではないかと思います。

そのために私にできることは何なのか。

そんなことを考えている今日この頃です。