こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は「大人のためのやり直し英語学習」の話です。
「英語をやるぞ」と決めたものの、なかなか続かないという悩みを聞くことが多いです。
そんな時には、まず「英語で何を伝えたいのか」「英語で何を知りたいのか」「英語で何をしたいのか」を明確にすることをおすすめしています。
「英語を」ではなく、「英語で」の視点が大切です。
私は、まだ英語が話せなかった頃、1人でオーストラリアに渡りました。
伝えたかったのは日本のことや日本語です。何のツテもなく、ただただ、日本語を教える場所を探し、会う人会う人にその想いを伝えていました。
そんな折、たまたま出会った人の知り合いが日本語教師を探しているという情報をくれました。
早速、連絡をとって、面接。そして現地で日本語教師のアシスタントになりました。
一緒に働いていた日本語教師はオーストラリア人で日本に興味や関心がありました。私の拙い英語にも真剣に耳を傾けてくれたのを覚えています。英語が聞き取れない私に、分かるまでゆっくり繰り返し話してくれました。
職員室で過ごす昼休みは孤独を感じることが多かったです。なぜなら皆が皆日本に興味をもっているわけではなかったからです。
そんなときは「バスケットをしたい」という思いが役立ちました。外に出てボールをついていると、あっという間に子供たちに囲まれて試合開始。「ナイスパス!」でハイタッチ。「それどうやってやるの?」と英語で聞かれても大丈夫。英語は拙くとも実際にやってみせることで、伝えることができました。
それと似た体験を話してくれた友人もいます。
彼女は、海外でのカンファレンスにイヤホンをつけ同時通訳を介して参加していました。
話の流れで日本の茶道が話題となり、誰か茶道について説明してくれる人はいないかと問われたそうです。彼女は茶道の経験があったので、挙手をして、イヤホンを取り、英語で説明を始めました。
その友人曰く、英語は小学1年生レベルだそうですが、知っている単語を駆使して一生懸命語ると、会場の参加者もまた一生懸命耳を傾けてくれたそうです。
そして、彼女が伝えたかった茶道の話は、見事に伝わり拍手喝采。「伝わるんだ」という自信が持てた瞬間だったと話してくれました。
まずは、「英語で何を伝えたいのか」「何を知りたいのか」「何をしたいのか」を明確にしてみましょう。
そして、それを取り入れる形で英語学習を組み立てたり、その「何」の部分が共通している英語話者と出会って交流してみます。
そうすることでモチベーションも維持でき、いつのまにか英語を話している自分に気づくかもしれません。