こんにちは、Megumiです。
子どもと親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
先週の金曜、日本テレビの金曜ロードショーでは「ショーシャンクの空に」が放送されていました。
1994年に公開されたアメリカの映画ですが、30年近く経った今でも色褪せることなく、定期的に放送されています。
私も大学生のときに初めて観て、主人公の希望を捨てずに生き抜く姿に深く感動したことをよく覚えています。
ですが、今回書きたいのは、「ショーシャンクの空に」がいかにすばらしいストーリーか、ということではなく、この映画にまつわるちょっと苦い思い出です。
私は地方の中高一貫の学校を卒業し、東京都三鷹市にあるICU(International Christian University)に進学しました。
ICUは別名、Isolated Crazy Utopia(孤立したクレイジーな理想郷)と言われるほど、そのキャンパスの中は、大学のシステム、留学生の多さ、使用されている言語、雰囲気、どこを切り取っても日本ではありません。笑
これだけでも田舎から上京した私がいかにカルチャーショックを受けたかご想像いただけると思いますが、当時、私が一番頭を悩ませたのが、学生の共通言語であった海外映画について何も知らず、会話に全くついていけないということでした。
入学早々そのことに気づいた私は、足しげくレンタルビデオ店に通い、海外映画について「勉強」しましたが、なかなか映画好きの友人たちの会話に入れるようにはなれません。
海外映画の話題になると、「私に話が振られませんように」と祈りながら、友人たちの話を聞いていました。
ある日、何人かの友人と話しているとき、「ショーシャンクの空に」が話題に。
「ショーシャンクの空に」は既に「予習」してあったため、特に積極的に発言はしないものの、冷静を保って友人たちの話を聞いていました。すると突然、ある友人が、
「モーガン・フリーマンがいいよね?」
と私に話を振ってきました。
「ショーシャンクの空に」を一回観て内容は把握していましたが、個々の俳優の名前はほとんど分からない状況です。
一瞬、体中に緊張が走り、咄嗟に、
「うん、かっこいいよね。」
と、とりあえずの返事をしましたが、友人に対して知ったかぶりをしてしまい、しばらくモヤモヤした気持ちでいました。
今の私でしたら、「あんまり海外映画を観ないんだけど、どの人だっけ?」と正直に言えると思いますが、当時は「知らない」という状況が何となく恥ずかしく、言えなかったんですね。
このブログを読んでくださっている方の中でも、海外映画が好きで、英語が得意になった方もいらっしゃると思います。
海外映画に詳しいと、自然と英語にも興味がわくということも大きなメリットですし、国籍を問わず、海外映画が好きな者同士で盛り上がれるということも、同じくらい大きなメリットとなります(私の場合は盛り上がれませんでしたが…)。
今はなかなか時間的な余裕がありませんが、子どもたちがもう少し大きくなったら、一緒に海外映画を観て、子どもたちが興味を持ってくれたらいいなあと思います。