こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は「コミュニケーションの基本」についてのお話です。
研修の仕事で、コミュニケーション講座を担当しています。
英語でのコミュニケーションではなく、職場におけるコミュニケーションの講座で、日本語で行います。
コミュニケーションというと「私は話すのが苦手なんです」とおっしゃる方も多くいます。
しかし、コミュニケーションの講座では、まず「聞く」練習をします。
聞き手、話し手に分かれて、さまざまなワークを行って「聞く力」を鍛えていきます。
ワークをやってみると、多くの方が、「聞く」ことが、こんなにコミュニケーションに影響を与えるとは思わなかったという感想を話してくれます。
コミュニケーションを良くするも、悪くするのも、聞き手の力にかかっているということです。
これは、日本語でも、英語でも同じことが言えます。
「英語がペラペラになりたい」
英語学習の目標として、また「英語ができるようになる」というイメージとして、多くの人が口にしたり、思い描いたりする言葉だと思います。
「ペラペラになる」
つまりは、話すことにフォーカスしているということです。
ですが、先ほど言った通り、「聞く力」をつけることで、相手とのコミュニケーションの質が向上します。
まずは、リスニング力をつけることにフォーカスしてみましょう。
例え、頭の中で英語をスムーズに組み立てられるようになって、相手に通じる英文が作れたとしても、相手が言ったことが理解できないと、なかなか会話は成立しません。
一方で、相手の言っていることが理解できて、相槌が打てると、それだけでも会話がスムーズに流れます。
私も、日本語、英語に限らず、聞き手に回ることが多いです。
あくまで自分自身の肌感覚ですが、普段の会話は、聞くが8〜9割、話すが1〜2割ぐらいの割合で、コミュニケーションを図っているように思います。
英語圏の人と話す時にも、それぐらいの割合でいると、多くの場合、相手の方は喜んで話してくれます。
あまりに、相手が自分のことばかりを話すと、聞いているのに疲れてしまうこともありますが・・・。
ある時は、相手があまりに話す人だったので、やや疲れてしまい、海辺でもゆっくり散歩しませんかと、場所を移したこともあります。
なんと、それでも、その方の話は止まることなく・・・
「ちょっと暑いから足だけ水に入ってくるね」と伝えて、私は、なんとかその場を切り抜けたのでした。
この方は英語圏の方でした。
ここでの学びは「人は話を聞いてほしいものなんだな」ということでした。
コミュニケーションは、「聞く」が基本。
英語も「聞く」が基本。
YouTube、オーディオブック、Podcast、聞くことを練習できる方法はたくさんあります。
30年前は、英語の音声を手に入れるのは、そんなに簡単ではありませんでした。
英語の教科書を読み上げたカセットテープも、それなりに高価だったように思います。
今は、例えば中学生の教科書でも、QRコードがついていて、スマホで読み取るだけで、音声データや動画にアクセスできるようになりました。
時代は、あなたが「聞く力」を鍛えるのを応援してくれているのかも。
もし、あなたが「英語がペラペラになりたい」「英語が上手になりたい」、または「ここ最近、英語学習がなんだか停滞しているな」と思っていたら、あなたが興味のあることを、英語で聞くことから始めまてみませんか?