英語は「表情」と「姿勢」で伝える

集合写真「あるある」

こんにちは、Mihoです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

今日は「英語は『表情』と『姿勢』で伝える」というお話です。

先日、私が子どものころのアルバム(昭和50年代〜平成に入った頃ぐらいまで)を、夫と娘と3人で見ていました。

小学校の入学式にクラス全員とその保護者全員が写った写真を見て、夫も娘も言いました。

「なんで、みんな笑ってないの?」

確かに写真に写っている人全員、誰一人として笑顔の人はいません。

同じ年代の方々には共感してもらえそうな昭和時代の集合写真「あるある」のお話かもしれません。

一方で、カナダ出身の夫の小学校の頃の集合写真を見てみると、そこに写っている人は、ほとんど皆、笑顔で写っています。

「まずい!」「美味しい!」は表情で伝わる

「日本人は、感情をあまり表情に出さない人が多いので、嬉しいのかどうかがわかりにくい」

英語圏の人に、そう言われることもあります。

私も、オーストラリアに住んでいた頃、ホームスティの家族が作ってくれたミートソースがあまりに美味しかったので、感動のあまり、その味を噛み締めていてじっと一点を見つめてたことがあります。

すると、ホストマザーに「美味しくなかったら、食べなくても大丈夫よ」と言われました。

「いやいや、そうじゃなくて、美味しさのあまり言葉を失ったんです」

と言いたかったのですが、当時はそれを英語で表現することもできませんでした。

素直に「これ、美味しい!」と満面の笑顔で伝えればよかったなあと、後になって気づきました。

状況や声のトーンから想像してみる

英語を学習していると、どうしても単語を覚えようとか、文法を覚えようとする方に意識が向いてしまうかもしれません。

英語で伝えようと思った時に、伝えたい言葉が英語で出てこないと、伝えたい内容とは関係なく、困った表情になってしまうこともあるでしょう。

でも、大切なのは、その気持ちを伝えること。

言葉はわからなくても、表情で伝えてみることを意識してみましょう。

困った顔をするより、伝えたいことが伝わります。

試しに、英語で映画を見てみましょう。

英語でなくても、これまでに学んだことのない言語で映画を見てみるのもいいでしょう。

すると、表情や声のトーンで、喜怒哀楽は、ある程度理解できることに気づくと思います。

私も、スペイン語を勉強中ですが、時々、メキシコのドラマを見ることがあります。

何を言っているかはほとんど理解できないのですが、場面や表情、声のトーンから、なんとなくですが、話の展開が見えてきます。

「わかりたい」「伝えたい」

その言語がうまく話せない場合、言葉より何より、相手のことを「わかりたい」、自分のことを「伝えたい」とする気持ちが大切です。

その気持ちや姿勢、誠実さは、相手に必ず伝わります。

英語が話せないままに、初めてオーストラリアに行った20代の頃、その気持ちだけをもって一生懸命コミュニケーションを図ろうとしていたら、相手も一生懸命、聞いてくれたり、ゆっくり言葉を選んで話してくれたりしました。

その時に、分かり合えた瞬間の嬉しさは、今でも覚えています。

英語が話せるようになった今、良くも悪くも「適当に聞き流す術」も覚えてしまったように思います。

英語がもっと話せるようになりたいと思ったら「表情」や会話に臨む「姿勢」にその気持ちを乗せてみることを意識してみましょう。

また、相手の話を聞く時には、一字一句を聞き取ろうとすることから、相手の「表情」や「声のトーン」から、言っていることを想像することを意識してみましょう。

会話の展開が、いつもと比べてどんな風に変化するか、ぜひ観察してみてください。