こんにちは、Megumiです。
子どもと親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今朝(2022年6月14日)の日経新聞に、『高校「話す英語」どう測る』という記事が掲載されていました。
こちらが記事の抜粋です。
東京都は11月、中学3年の約8万人を対象として英語のスピーキングテストを実施する。結果はA(20点)からF(0点)の6段階で評価。来年2月に予定される都立高入試で調査書(300点満点)や学力検査(700点満点)の点数に加え、合否判定に使う。
要するに、都立高校の入試において、点数配分は大きくないものの、英語のスピーキング力が問われるようになったということです。
皆さんは賛成ですか?反対ですか?
賛成意見としては、
- 英語の学習指導要領は、「聞く・読む・話す・書く」の4技能の育成を求めているのだから、スピーキング力も問われて然るべき。
- 入試で問われることにより、スピーキング力が伸びるように、英語の授業が改善される効果がある。
といった意見があるようです。
一方、反対意見としては、
- スピーキングについては、英会話教室に通えるか通えないかで、家庭環境による差が生じやすい。
- 試験の実施体制や採点方法で不公平が生じる可能性がある。
といった意見があるようです。
私は今回の記事を読んで、ようやくといった感じは否めませんが、文科省や自治体もいろいろと努力されているのだと改めて感じました。
個人的にはスピーキングテストの高校入試への導入に賛成です。
理由としては、上述の賛成理由の2点の他、子どもが将来社会に出て、英語を使おうとしたときに必要なのは、相手と意思疎通を図ることのできる力です。そのためにはスピーキング力が欠かせません。
「学習指導要領が求めているからスピーキングも重視する」というのは短期的な視点であり、長期的に使える英語を目指すなら、当然スピーキング力が必要となってきます。
入試に導入されたからスピーキングの練習をやるというのは、ある意味、形式的なようにも思えますが、最初は形式的なスタートでいいと思います。
そこをきっかけとして、授業がより生徒参加型の活気あるものとなり、多くの子どもたちが英語を楽しく学ぶことができるようになることを願っています。