リスニング力の鍛え方

とにかくたくさん英語を聞く

こんにちは、Mihoです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

今日は、「リスニング力の鍛え方」のお話です。

「英語の聞き取りが難しい」

そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

私も、友人知人から、よく相談を受けます。

「発音できない単語は、聞き取ることができない」というのも聞いたことがありますが、発音云々の前に、リスニングの練習時間が圧倒的に足りないというのが、聞き取れない一つの大きな要因のように思います。

1日のうちで、英語を聞いている時間はどれぐらいですか?

人によって、取れる時間はさまざまだと思います。

また1日どれぐらい聞けばリスニング力が向上するかも、人によるところが大きいでしょう。

「できるだけたくさん聞く」

それが、ある意味、一つの解かと思いますので、今日は、何をどうたくさん聞くのかについてお伝えします。

何を聞くのか?

自分の興味のある話題や、自分がすでに知っている内容を聞くのがオススメです。

例えば、コーチングのコーチであれば、コーチング関連の動画や、オーディオブックがオススメです。

バスケットが得意な人であれば、バスケット関連の動画がオススメです。

ヨガが好きな人であれば、ヨガの動画で学んでみましょう。

「吸って」「吐いて」を英語でなんというか、すぐにマスターできることでしょう。

プログラミングが得意な人であれば、プログラミングの動画や、オンライン教材で、英語でプログラミングで学びを続けていくのも一案です。

まずは、一つの分野をピックアップしてみてください。

なぜ、知っている内容を聞くのか?

それでは、なぜ、自分の興味のある話題や、すでに知っている内容を聞くのか?

それは、英語をBGMで終わらせないためです。

聞き流すだけでは、残念ながら、英語が聞こえるようにはなりません。

能動的に聞くことで、初めて、英語が耳に入ってくる準備が整います。

日本語での会話でも、上の空で人の話を聞いていれば、聞いているのではなく、単に聞こえている状態。

「えっ、なんて言った?」なんて言うこともしばしばでしょう。

そう考えてみると、それが学ぼうとしている言語であれば、なおさらのこと、単なるBGMにしていたのでは身につきません。

ただ、どんなに能動的に聞こうと試みても、自分の興味のない話題や知らない分野のことでは、聞き取ることが難しく、モチベーションを維持するのが難しくなってしまいます。

日本の昔話が、英語教材としてあるのは、そのためで、すでに知っている話題を英語で読んだり、聞いたりしようという試みです。

知っている内容であれば、全てが聞き取れなくとも、なんとなく言っていることがわかる状態になります。

同じものを繰り返して聞いているうちに、次第に少しずつ聞けるようになっていることに気づくでしょう。

どう聞くのか?

英会話教室に通ったことがある方は、教室の先生の英語は聞き取れるけど、ネイティブの会話や映画は全然、聞き取ることができないという経験をお持ちの方も多いかと思います。

それは、先生が生徒に合わせて、ゆっくり話したり、言葉を選んで話してくれているからです。

試験のリスニング問題の多くも、自然なスピードより、若干ゆっくり目であったり、また雑音のない環境で、高音質で収録されています。

ですから、生活音やあらゆるノイズのある環境で、ネイティブが普段通りのスピードで話したならば、聞き取ることが難しく感じるでしょう。

そこで、オススメなのが、動画を用いて、ネイティブの英語を聞くことです。

この時、等倍速で聞くのも一つですが、スピードを変えて聞いてみるのもオススメです。

あまりに聞き取れない時にできることが二つあります。

一つは、スピードを0.5倍速や、0.75倍速にして、聞いてみること。

ややゆっくりになるので、等倍速より聞き取れるかもしれません。

もう一つは、スピードを1.5倍速や、2倍速にして、聞いてみること。

「えっ、聞き取れないのに、スピードを上げるってどういうこと?」

と思われるかもしれません。

この方法の狙いは、1.5倍速や2倍速で何度も聞いて耳を慣らしておいて、等倍速に戻すこと。

すると、速くて聞き取れないと思っていた等倍速が、思いの外ゆっくりに聞こえてくるでしょう。

是非、試してみてください。