通訳・翻訳で人がAIに負けない領域がある

お気に入りYouTubeチャネル「MORITE2 ENGLISH CHANNEL」

こんにちは、Megumiです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

私は英語教育に関するYouTubeをよく見ますが、お気に入りのチャネルの一つが「MORITE2 ENGLISH CHANNEL」です。

もともと予備校講師であった森田鉄也氏が運営するYouTubeであり、受験英語に関することが多いですが、その他にも英語全般に関する内容が取り上げられています。

通訳者・翻訳者の仕事はなくならない?

先日、このチャネルの中で、「通訳者・翻訳者の仕事がなくならない理由【コメディ翻訳で年収1000万円の芸人チャド】」というタイトルの動画がアップされていましたので、早速見てみました。

内容を簡単に要約すると、言語をそのまま訳すということにおいては、現時点で既に人間はAIに勝てないが、相手に伝わるように訳すことにおいては、まだまだ人間の方が優れている、ということでした。

お笑いなどはその典型ですね。

動画の中でも語られていましたが、海外のコメディ映画があまり日本に来ないのは、やはり文化的な違いにより、ジョークがジョークとして伝わらないからです。

また反対に、日本のお笑いを英語に訳そうとしてもなかなか難しいようです。

言語が違う2つの文化の違いを知り、言葉やニュアンスを変えて、相手に伝わるように訳すことができるのが人間ということでした。

あえて訳さないという選択

他にも動画の中で印象深かったのは、「人間にはあえて訳さないということができる」という内容です。

例として、以前、お笑い芸人がテニスの大坂なおみ選手に対して、ボケとして、普通に考えれば失礼にあたる質問をした際、通訳者はそれをあえて訳さなかったというエピソードを挙げていました。

相手のことを考えてあえて訳さない。今のところAIにはできそうにありません。

多様性を理解することにより可能となる言葉の選択

異文化コミュニケーションにおいて最も必要とされるのは、多様性への理解です。

その多様性への理解により可能となるのが、相手の立場に立った言い回しの選択なのだとすれば、翻訳・通訳の分野がAIに取って代わられるというのは、まだ先のことなのかもしれません。

また仮にAIが翻訳・通訳の分野で圧倒的多数となった場合にも、例えば外交などの間違いが許されない場面などにおいては、人間の仕事として残っていくのかもしれません。

もしご興味がありましたら、ぜひ動画をご覧ください。