こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は「英語が話せないからできること」というお話です。
「英語は何から始めたらいいですか？」とよく聞かれます。
まずは文法、まずは単語など、いろいろ方法はありますが、おすすめは、その問いの「英語」を「コミュニケーション」に置き換えてみることです。
つまり、「コミュニケーションは何から始めたらいいですか？」と問うてみましょう。
すると、その人なりの答えが出てきます。
夫が犬の散歩に出かけたときのお話を紹介します。
散歩中に会った人が、犬を見て「かわいい。今日も暑いわね」と犬に話しかけてくれました。
「お名前は？」と聞かれたので「ロージーです」と夫が答えました。
その方は、目線を犬から夫に移すと、夫が外国人だったので、驚いた様子で「あ、あ、あ…」と言葉を失って、その場を去っていきました。
せっかく、始まったコミュニケーションが、残念ながら、そこで終わってしまいました。
私も、外国人を目の前にして、緊張して何も話せずに、悔しい思いや寂しい思いをした経験がたくさんあります。
でも、それは英語習得の上で欠かせない大切な時期でした。
ある日、２０数年前に海外を旅したときのビデオが出てきました。そこには、笑顔と身ぶり手ぶりで一生懸命コミュニケーションをとろうとしている自分が映っていました。
英語が話せるようになった今、当時をふりかえると、話せなかったときの方が、相手のことを分かりたいという思いや、自分のことを伝えたいという一生懸命さが、今より強かったと感じます。
英語が話せないことが、「問題（Ｐｒｏｂｌｅｍ）」ではなく、むしろ相手とつながるための「機会（Ｏｐｐｏｒｔｕｎｉｔｙ）」となりました。
あなたが、もし英語が話せるようになりたいと思っていながら、まだ話せないのであれば、その状況を「問題」と捉えるか、「機会」とみるか、意識的に選択してみてください。
コミュニケーションという観点から見ると、それは絶好の「機会」になり得ます。
これから先、外国人と会ったり、一緒に仕事をしたりする機会も増えてくると思います。
「言葉も通じないし話しかけられたら、どうしよう」と緊張することもあるでしょう。
そんな機会には「コミュニケーションは何から始めたらいいか？」と問うてみるといいでしょう。
笑顔で目を合わせる、相手の表情に注目する、とりあえず日本語で話しかけてみるなど、目の前の人とコミュニケーションを始める方法はたくさんあります。
そうした人との関わりがあって初めて英語力は育まれていくように思います。
Good luck with your journey!
