こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は「思っていることを英語で伝える秘訣」というお話です。
「思っていることが英語で伝えられない」
これは、多くの英語学習者から寄せられる悩みです。
その際には、十八番ストーリーを準備し、練習するといいでしょう。
お笑い番組等で見るコントも、その時の思いつきで語っているように見えますが、実は事前によく練られた台本があるそうです。
それと同じように、英語でもストーリーを予め準備して練習しておくのです。
これは、英語ネイティブ話者の多くも普段からしていることです。
英語圏といっても、国によって文化も異なりますが、彼らと話していて共通して感じるのは、「ユーモア」を大切にしているということです。
会話で冗談を語る際に「これからジョークを言うね」ですとか「面白い話があるよ」といった前置きをしておいてから、ストーリーを語り始めます。
以前、夏休みに家族でカナダに行った時のことです。
私たちは、レンタカーを借りました。
夫の実家の前に停めておいたレンタカーに荷物を積んでいた際、次の荷物を取りに家に戻ると、車内に鍵があるのに、自動で鍵がかかってしまったのです。
夫の顔色が青ざめていくのがわかりました。
その時、ふと前日夜に帰宅した際に、閉め忘れていた車の屋根部分にあるスカイルーフ(車の天窓のようなもの)が開いていることに気付きました。
夫は車によじ登って、その30cmほどの隙間から車内に入りました。
夜中に降った雨で車内はかなり濡れてしまっていたものの無事鍵を開けることができました。
夫はその話を、人に会う度に伝えていました。
若干の脚色も加えながら。
繰り返し聞いている私は、だんだん飽きてくるものの、「私も同じ経験があるのよ」「ロードサービスが年間4回は無料で鍵を開けてくれるんだよ」等、新たな情報と共に共感を呼ぶストーリーに変化していく様子を目の当たりにしました。
ストーリーの準備のステップとして、まずは、笑って話せる失敗談や、今話題のトピック等、相手も興味を持って聞いてくれそうな話題を選びます。
そして、”I have an interesting story to tell you.”(今から面白い話をします)から始めてストーリーを組み立ててみます。
話の構成ができたら、後は、会う人会う人にそのストーリーを伝えます。
同じ話をいろいろな人に伝えることで、繰り返して練習することができ、スムーズに話せるようになります。
やがて、それが自分の十八番ストーリーになります。
まずは、日本語で構いません。
自分のストーリーを語るのに慣れることが、英語でも思っていることを伝える際に役立つことでしょう。