こんにちは、Megumiです。
子どもと親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
先日、「大人にオススメの習い事」というテーマで5つの習い事が紹介されているYouTubeを見ていました。
英語は何位に入ってくるかなあと少し楽しみにみていたのですが、残念ながら英語はトップ5にランクインせず、番外編として取り上げられていました。
なぜ番外編かというと、そのYouTuberの方の意見では、英語自体は有用であるものの、海外赴任をするとか、昇進に必要だとか、必要に迫られなければ英語を学習しても身につかないため、そのような目的がなければ「時間の無駄」に終わるとのこと。
皆さんはこの意見に賛成ですか?反対ですか?
もちろんYouTuberの方の意見ですので、ある程度はっきりとしたポジションを取る必要があり、「時間の無駄」と言い切ったのだと思いますが、「英語は必要に迫られなければ身につかない」といった意見は、比較的よく耳にします。
確かに一理あると思います。
海外赴任が決まったなど切羽詰まった状況になれば、多くの人が必死で勉強するようになります。
ただ、私が感じたのは、英語学習の継続に必要なのは、そういった外から与えられる機会(外側からの理由付け)ではなく、自分の中から湧き上がる「英語をやりたい」という気持ち(内側からの理由付け)なのではないかということです。
内側からの理由付けは、外側からの理由付けのように、一気にそして一時的に英語力を押し上げる突破力はありませんが、長期間に渡る英語学習を可能にさせます。
私の場合、大学で4年間英語が身近な生活を送り、卒業時点でTOEIC830点程度。
その後約20年の間に就いた仕事では、英語を使う機会がときどきあったものの、英語力を押し上げなければとても困るといった切羽詰まった状況に身を置くことはありませんでした。
ですが、マイペースで英語に触れながら、数年に一度受け続けたTOEICにおいては、大学卒業時点と同じ830点程度をキープしてきました。
もう少し点数を上げたいとTOEIC対策をした結果、一年前に受けたTOEICでは935点を取得しています。
英語を学習する最初のきっかけは、外側からの理由付けでいいと思います。
ただ、外側からの理由付けだけでは、長期間に渡って英語学習を継続することはできません。
もう少し長いスパンで英語学習を捉え、いろいろな手段を使いながら、外側からの理由付けが内側からの理由付けに変わったとき、英語学習が生活の一部として普通のこととなり、本当の意味での英語力の向上につながっていくのだと思います。