自分の視点、相手の視点

こんにちは、Mihoです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

今日は「自分の視点、相手の視点」というお話です。

捉え方はさまざま

普段、異文化と接する中でよく感じることの中に、「同じものを見ていても、捉え方は様々である」ということがあります。

コミュニケーションのワークショップでは、ひとつの絵を見てもらい、参加者のみなさんに、ストーリーを創って頂くことがあります。

その絵を見て、幸せな時間を想像する人もいれば、悲しい物語を想像する人もいます。

絵の中にいる人物を主人公に物語を展開する人もいれば、そこにはいない人が客観的にその絵を見ている形で物語を展開する人もいます。

同じ絵から、実に様々なストーリーが展開され、毎回本当に興味深いです。

どれも正解、不正解があるわけではなく、そこには違いがあり、そこには一人ひとりのストーリーがあります。

天気を見ても感じ方はさまざま

同じ天気を見ても、人によって感じることは様々です。

ある大雨の朝のこと。

「あ〜、今日もまた雨か・・・。いやんなちゃうなあ」

と思っている私のかたわらで、当時3歳の娘は、同じ空を見上げて「いい天気!」と叫びました。

お気に入りのレインコートを着て、長靴を履いて出かけられることが嬉しいようでした。

娘が、とっても幸せそうな顔をしていたのを今でも覚えています。

天気も人によって、捉え方はさまざまであること。

あるアナウンサーの方は、天気予報で「明日は雨の心配はありません」と発言したところ、視聴者から、「『心配がない』とはいかがなものか。雨を望んでいる人にとっては、有難いことなんだ」とお叱りを受けたことがあるそうです。

「違い」は「間違い」ではない

国が違えば、文化もさまざまですが、同じ国で生まれ育っても、捉え方は人それぞれですね。

そんなことを頭の片隅においておくと、相手に対して「イラッ」ときた時にも、一呼吸おいて「自分は正しい、相手は間違っている」と思っている自分に気づくことができます。

そこに気づくことで、違う見方をしてみることができるようになります。

「違い」は「間違い」ではありません。

あくまで、ニュートラルです。

家族や友人と、一枚の絵を見て、どんな物語が浮かんでくるか、お互いに話してみると、知っていると思っていた相手の創造力や、新たな一面を発見できるかもしれません。

“If you want to be interesting, be interested.”

興味関心をもって、相手の話に耳を傾けてみましょう!