こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今年も、あと残すところあと2週間少々となりました。
今、月に2回ほど、高校生4人のグループに英語を教えています。
今年の最終日だった昨日。
いつもは私一人で教えていますが、昨日は、夫(カナダ人)も一緒に来てもらいました。
彼らが皆、夫と自信を持って英語を話す姿に感動しました。
“Could you introduce yourself?”
「自己紹介してくれますか?」
と彼らに伝えると、一人ずつ、自己紹介を始めました。
夫から、質問されても、物怖じすることなく、丁寧に答えていました。
英語が聞き取れない時には、
“Could you say that again?”
「もう一回、言ってくださいますか?」
と聞き直すこともバッチリ。
このフレーズは、簡単なようで、多くの学生さん、大人の英語学習者も言えないセンテンスです。
「もう一回、お願いします」をそのまま訳した形で、
“One more please.”
というのが、よくある間違いです。
相手は理解してくれるでしょうが、”One more please.”と言うと、例えば、パンやクッキーを「もう一つください」と言っているようなイメージになります。
彼らの英語レッスンを初めて以来、常に心がけているのが「楽しく学べる環境を提供すること」です。
これまで、学校で学んでいる内容は、ほとんど扱ったことがありません。
そして、彼らは、教科書や筆記用具を持ってきたことがありません。
純粋に英語を話しにやってくるようなイメージです。
これまでにやってきたことは、
・冒頭は、どんな一日だったかを聞いて、それに対してお互いに質問をすること
・英語のカードゲーム(英語学習者のためのゲームではなく、ネイティブの人たちが遊ぶゲーム)
・数ある写真の中から「今日の一日」を表すカードを一枚取って、英語で表現すること
・ディベート(例えば「学校の制服の是非」などをテーマに賛成派と反対派に分けて、議論する)
・論理ゲーム
等々。
難しすぎてもいけませんが、少しチャレンジングなレベルのことに取り組める工夫をすると、少しずつですが、着実に力が伸びていきます。
中学生や高校生の英語となると、どうしても受験英語に偏りがちです。
そこにフォーカスすれば、確かに点数は取れるようにはなるかもしれません。
ただ、テストの点数が取れることと、実際に英語話者とコミュニケーションを図れることとは、必ずしも同じではありません。
大人が英語学習をしようと思ったら、現在の英語レベルを測るために、英検やTOEICを活用するのは大いにありだと思います。
ただ、英語で会話が楽しめるようになりたいと思って英語を学習し始めたのに、いつの間にか点数を上げることそのものが目的になっていることに気づいたら、要注意。
「そもそも何で英語を学びたいんだったっけ?」と問いかけてみてください。
最短で点数を取りに行くことより、英語学習に「楽しみ」や「遊び」を取り入れること。
実は、それが英語習得にあたって、遠回りのようで「本当の近道」ではないかと感じています。
あなたの英語学習をいつも応援しています!