英語の読み聞かせのコツ

こんにちは、Mihoです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

「英語=楽しい時間」にするために

今日は、お子さんへの英語による読み聞かせについてのお話です。

英語が得意な親御さんに「お子さんに英語の絵本を読んでいますか?」と聞くと、読んでいると答える方が少ないです。

その理由として、一番多いのが「自分の英語の発音に自信がない」ということです。

英語が得意な親御さんも、そうでない親御さんも、是非、読み聞かせにチャレンジしてみてください。

なぜなら、英語の本を一緒に読むことが、お子さんにとっては「お母さんやお父さんと過ごせる楽しい時間」、つまり「英語=楽しい」となるからです。

発音は必ずしも完璧である必要はありません。

また、発音に自信がなかったら、動画を活用しながら、一緒に読むこともできます。

具体的な方法の一例は、後半でご紹介しますね。

なぜ、読み聞かせなのか?

なぜ、読み聞かせが大切なのか?

バイリンガルの娘の例を出して、お話をしてみたいと思います。

今、高校2年生の娘は、昨年9月からカナダの高校に通っています。

日本にいたら、この4月から高校3年生になるタイミングですが、カナダの高校は9月スタートなので、今、高校2年生の後期の途中です。

留学生という形でカナダに行っていますが、現地でも、英語に苦労することはなく、先生に地元の子だと思われて、日本から来たばかりだと伝えると驚かれることもあるようです。

娘は、日本にいたときは、よく「インナーナショナルスクールに行っているの?」と聞かれました。

日本で生まれ、幼稚園、小学校、中学校、そして高校1年まで、日本の学校に通いました。

周りからよくある反応としては「お父さんがカナダ人だから、英語が話せるのも自然なことだよね」です。

確かに、お父さんがカナダ人で英語圏の人なので、英語を話す環境は整っている方だとは思います。

しかし、周りを見てみると、お父さんか、お母さんのどちらかが英語圏出身で、どちらかが日本人というご家庭でも、「英語は聞くのはわかるけど、自分では話すことができない」というお子さんがたくさんいます。

英語圏出身のお父さん(またはお母さん)が、お子さんと日本語で話しているご家庭では、英語を聞くのも難しいという声もよく聞きます。

ですので、英語を話す人が身近にいても、自然に話せるようになるわけではないようです。

娘が、英語を話せるようになった要因の一つとしては、読み聞かせが挙げられます。

娘が0歳〜小学校4年生ごろまでは、毎晩1時間ぐらい英語の読み聞かせをしていました。

その中でも、単に読み聞かせるのではなく、「次は何が起こると思う?」等、本を通して、会話を楽しんでいました。

動画を使って一緒に楽しもう

ということで、英語学習には読み聞かせが大切というお話なのですが「そうは言っても、私は英語圏出身ではないし、うまく読めないし・・・」という方へ。

実は、これ、必ずしも英語圏出身の親がいなくてもできますので、是非試してみてください。

例えば、動画サイトでは、英語の絵本を読んでいるサイトもたくさんあります。

Dr. Suessシリーズは、特におすすめです。

具体的な方法を紹介しますね。

①この本『Dr. Seuss’s ABC』を購入します。

②一緒に動画を見ます

(まずは、この動画を一緒に見るのを毎日繰り返すだけでもOKです)

③動画に慣れてきたら、今度は動画を聴きながら、合わせて本をめくってみましょう。

④次に、今度は見るだけでなく、1センテンスごとに、動画を一時停止して、親子で、一緒に発音してみましょう。

この本は、アルファベットが紹介されていて、全てのアルファベットについて、同じ表現が繰り返されます。

例えば、Aなら、

“Big A. Little a. What begins with A?”

(大きいA、小さいa、Aから始まるのは何かな?)

⑤慣れてきたら、役割を決めて話すのもいいですね。

お子さん ”Big A. Little a.”

親御さん ”What bigins with A?”

一緒に “Aunt Annie’s alligator!”

⑥それを順番に繰り返します。

お子さん ”Big B. Little b.”

親御さん ”What begins with B?”

一緒に “・・・・・・・・・!”

といった具合です。

子どもから教わるのもOK!

大人より子どもの方が耳がいいことが多いので、一緒に動画を見ていると、お子さんが音をキャッチして、お母さんやお父さんが音をキャッチできないこともあるでしょう。

大人が必ずしも先生になる必要はありません。

お子さんに「今、なんて言ってた?」と聞いて、教えてもらうのもいいでしょう。

私は、RとLの違いが文脈の中で解釈できても、音だけでは聞き分けられないので、娘が小さい頃から「今のって、R?L?」とよく聞いていました。

ポイントは「一緒に楽しむこと」。

楽しいことは、無理なく続けることができます。

読み聞かせをしたり、本をきっかけに会話したりすることで、「英語って楽しいな」と思えるような環境を築けることと思います。

あなたの英語学習、お子さんの英語学習を応援しています!