自分の視点、相手の視点

文化の違いは面白い

こんにちは、Mihoです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

今日は「視点」のお話です。

最近、街で海外からの観光客を見かけるようになりました。

あなたの身近でも、コロナ禍でなかなか会えなかった友達やご家族と集まる機会も増えてきたかもしれません。

我が家も、友人が遊びに来たり、私たちが友人宅へ遊びに行ったりすることが増えてきました。

そんな時に、面白いなあと思う文化の違いがあります。

「6時頃に遊びにきてね」と言われたら

例えば、あなたは、お友達の家庭を訪ねる時に、

「じゃ、6時頃に来てください」

と言われていたら、何時にそのお宅に到着しますか?

私の日本人の友人たちは、6時より10分前〜5分前に来る方がほとんどです。

一方で、アメリカやカナダ、オーストラリア出身の友人たちは、6時より10分〜15分遅れてくることが多いです。

どちらが正解ということはなく、私の知る限りでは、どちらも相手を気遣った行動をしてくれているのです。

日本人の友人たちは「6時と言われているから、遅れたら失礼だな」という思い。

その背景には、相手が6時に準備にしてくれているから、それまでに行くのがいいだろうという相手への気遣いがあるように思います。

一方で、アメリカやカナダの友人たちは「6時と言われているから、それより前に行ったら失礼だな」という思い。

その背景には、6時に行ったら、まだ準備でバタバタしているかもしれないから、少し遅れていくのがいいだろうと言う相手への気遣いがあるように思います。

相手の言動の背景を想像する

異文化との出会いには、時として「あれっ?」と想定外のことが起きたり、「普通はこうでしょ」と腹が立ったりすることもつきものです。

ちなみに、ここでの異文化というのは、国に限らず、同じ国の人同士でも出身地の違いや、育った環境の違いであったり、また近い人も含めて、自分以外の人という広い意味で捉えてもいいかと思います。

その「あれっ?」「普通はこうでしょ」と思った時に、すぐに反応するのではなく、一呼吸おいて、相手はどうしてそういう行動をとるのか、そういうことを言うのか、その相手の行動の背景に想像を巡らせてみる。また、相手に直接聞いてみる。

そして、そこにお互いに対する思いやりがあることに気づけた時には、異文化との出会いの面白さが一層深まるように思います。

先日は、カナダ人の友人家族に「6時ごろに来てね」と伝えておいたら、なんと!30分前に来た!なんてこともありました。これまた「想定外」。文化を一括りにもできないものだと改めて実感しました。