こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は「なんとなく力」のお話です。
英語を学習しようと思ったときに、役に立つ力です。
実は、この「なんとなく力」、大人より子どもの方が「なんとなく力」が高いように思います。
あなたは、英語の本を読んだり、動画を見たりしている時、わからない単語に出会ったら、どうしますか?
一つ一つ丁寧に調べて、単語の意味を把握してから、次に進む方も多いのではないかと思います。
そんなあなたにお勧めしたいのが、辞書を使わずに読み進めたり、聞き進めたりすることです。
わからない単語があっても、文脈から想像することで「なんとなく力」が鍛えられます。
「なんとなく力」とは「なんとなく理解できる力」です。
「なんとなく力」は、会話の中でも生きてきます。
英語話者と話していて、わからない単語がある度に、意味を聞いていたのでは、会話が途切れ途切れになってしまいます。
コツは、会話をしていて、聞き取れた単語をつなげて、意味を想像することです。
今、英語を教えている中で、「なんとなく力」がとても高い学生さんがいます。そんな学生さんたちの学習の様子をよく観察していると、わからない単語があることにストレスを感じている様子はなく、意識は自分の知っていることをいかに聞き取れるかに集中しているようです。
また、カナダ人の夫も「なんとなく力」抜群です。
私の家族や近所の人と日本語で話しているとき、きっとわからないだろうなと思う単語が出てきても、「ああ、そうですね」「なるほど」「いいですね」と相槌を打って、会話が弾んでいます。
時々、その相槌は話に合っていないぞと思うときもありますが、会話が終わって、聞いてみると、全体像はしっかりつかめています。
もし、自分の理解が違っていたら、話が食い違ってしまうこともあるでしょう。
でも、そんな時には、相手にも通じていなかったことが伝わって、また言い回しを変えて、言ってくれることと思います。
コミュニケーションは、あくまで双方向。
自分の英語力が拙くて申し訳なく感じて、話すことに苦手意識を持っている方もいらっしゃいますが、会話は一緒に作るものですから、お互いに今ある力を出し合って、会話を創っていくぐらいの心持ちで臨んでみてください。
辞書を調べたいと思った時にこそ、一旦辞書は横において、全体の雰囲気、全体の文脈から捉える方向に意識を向けてみませんか?
今までとは、ちょっと違う世界が見えてくるかもしれません。
以前インタビューを受け、私がなんとなく力を鍛えた方法の一端をお話しさせて頂いた時の記事がありますので、ご紹介します。
合わせてご一読頂けたら嬉しいです。