こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は「小さい主語で語る」というお話です。
「大きい主語」「小さい主語」という言葉を聞いたことがありますか?
私は、ジャーナリストの堀潤さんのお話を聞いて、その「大きい主語」「小さい主語」という言葉を知りました。
お話を聞いた私なりの解釈ですが、「大きい主語」というのは、例えば「日本」「外国」「最近の若者」「高齢者」などにあたり、それを主語にして語ること。
例えば、
「日本は、〇〇だ」
「外国は、〇〇だ」
「最近の若者は、〇〇だ」
「高齢者は、〇〇だ」
「理系の人は、〇〇だ」
一方で、「小さい主語」とは、固有名詞にあたるもの。
例えば
「近所の〇〇さん」
「静岡の〇〇さん」
「カナダの〇〇さん」
堀さんのお話では、何かを伝える時には「大きい主語」ではなく「小さい主語」で伝えることが大切だということだったと記憶しています。
この「大きい主語」と「小さい主語」を意識して語ることは、英語を学び、さまざまな人と出会っていく中でも、とても大切なことだと思います。
カナダ人の夫がよくされる質問の中で、どう答えたらいいかがわからないなあ。。。という質問は「大きい主語」で聞かれる質問であることが多いです。
「向こうの冬は寒いでしょう?」
「カナダの主食は何ですか?」
「向こう」というのは、とても大きな主語ですね。
カナダは、国土面積も広く、気候もさまざまです。日本国内をとってみても、地域によって、さまざまですね。
また、カナダは移民が多い国でもあり、食べ物にも「カナダ料理」というものはありません。
「主食」という概念も極めてないに等しいような感覚です。
一方で「小さい主語」で聞かれると、答えやすいようです。
「あなたの出身の町の気候はどんなですか?」
「あなたのご家庭の食事は、どんなものですか?」
日本語であっても、英語であっても、会話の中で、また自分の意識の中で、「大きい主語」「小さい主語」を意識してみることが大切です。
普段、自分は「大きい主語」で語っているなと思ったら、「小さい主語」に変えて話してみた時の会話の展開を是非、観察してみてください。
きっと、新たな気づきや、相手の反応の変化に気づくことと思います。