こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は、英語学習をするに当たって、
「だれから学ぶのがいいのか?」
「どうやって学校を選んだらいいのか?」
というお話をしたいと思います。
結論から言うと「教えることのプロから学びましょう」ということです。
また、学習者として、あなた自身が「学ぶプロであること」も大切です。
数学の先生がすごくいい先生だったから、数学が好きになった。
世界史の先生がすごく面白い先生だったから、世界史が好きになった。
あなたもそんな経験があるかもしれません。
英語も同じように、だれから学ぶかが、あなたの英語学習の鍵といっても過言ではないでしょう。
では「だれから英語を学ぶか」と考えた時に、真っ先に思い浮かぶのは「英語ネイティブ」という人も少なくないでしょう。
私は、23歳の時にワーキングホリデーで1年間オーストラリアに行きました。
オーストラリアに着いた時には、英語がほとんどできませんでしたが、1年経って、相手が言っていることはだいぶ理解できるようになって帰国しました。
帰国して、せっかく覚えた英語を忘れないようにと、とある英会話学校に入りました。
ネイティブの先生1名に対して生徒が3人ほどのレッスンでした。
そこで何を教えてもらったのかは忘れてしましましたが、かなりいい加減な先生がいたことを覚えています。
その先生は、レッスン前に何の準備をすることもなく、レッスンに臨んでいました。
レッスンの時間になると初めて教師マニュアルを開いて教えているのが、見ていて明らかでした。
英会話レッスンでありながら、先生が私たち生徒ではなく、マニュアルを見ながら、ひたすら話しているような状態。質問すれば、答えをマニュアルから探して答えている状態でした。
毎回そんな様子で、あまりにひどくて驚いたので、受付で、その旨を伝えました。
すると、その受付の人が言ったことばにまた驚いてしまいました。
「あの先生さ、まだ入ったばかりだから大目に見てやって」
私は耳を疑いました。
その時の私の心の声・・・
「えっーーーー?!
百歩ゆずって、新人だから教えることに慣れていないのはわかる。
でも新人だからこそ、できる準備は事前にしておいてレッスンに臨むのがプロではないか。」
受付の人の対応を受けて、もう話にならないなと思って、その英会話学校に通うのをやめました。
「英語はネイティブに学びたい」
その思い自体に、何か間違いがあるわけではありません。
でも「ネイティブ」と「英語を教えることができる人」はイコールではありません。
ネイティブの中にも、プロフェッショナルの先生もいれば、そうでない先生もいることを知っておく必要があります。
例えば、外国人に日本語を教える日本語教師も、日本語教授法のみならず、言語学や音声学等を学びます。
レッスン前には、時間をかけて、教案を作り、教材を準備して、レッスンに臨みます。
「日本語ネイティブ」と「日本語を教えることができる人」とはイコールではないのです。
あなた自身が学習するために英会話学校を選ぶ時も、あなたがお子さんのために英会話学校を選ぶ時も、まずは、見学や体験レッスンに行って、先生や受付の人のプロフェッショナル度に注目して観察してみるといいと思います。
観察のポイントとしては、
- 先生は、生徒を観ているか?
- 先生の話す量と生徒の話す量の割合はどうか?
- 生徒はリラックスしているか?
- プログラムについて説明してくれる人の態度はプロフェッショナルか?
などを意識して見てみるといいでしょう。