子どものやる気を引き出す関わり方

できないことに目を向ける傾向にあることに気づく

こんにちは、Mihoです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

今日は「子どものやる気を引き出す関わり方」というお話です。

それは、ズバリ、お子さんのできているところに目を向けて関わることです。

英語学習においても、学校では、どうしてもテストでできるかどうかで評価されがちです。

どんなに工夫して答えを書いたとしても、それが正解でなかったら、✖️になってしまいます。

それと同じように、子どもと関わる時、私たち大人は、ともすると、子どものできていないことに目がいって、そこを注意しがちです。

声かけのタイミング

例えば、親御さんが何か家事をしていたとします。

その時、お子さんが、机に向かって静かに宿題のドリルに取り組んでいたとしましょう。

その親御さんは「〇〇ちゃん、静かに勉強しているなあ」と思いながら、目の前の家事を進めるでしょう。

ところが、勉強に飽きたのか、集中力が途切れたのかわかりませんが、その子が、突然、大声で騒ぎ出したら、どうするでしょう?

おそらく、その親御さんは家事どころではなくなって、「静かにしなさい」「まだ宿題が半分も終わってないでしょ」など、注意したり、叱ったりと、何らかの声をかけることでしょう。

この時の大切なことが2つあります。

一つ目は、声かけのタイミングです。

実は、最初の静かに取り組んでいる時こそ、「〇〇ちゃん、机に向かって宿題できているね」と、そっと声をかけてあげられるタイミングです。

そうすることで、お子さんには、親御さんが見ていてくれることが伝わります。

でも、親御さんが「静かに勉強しているなあ」と心で思うだけで、家事に集中していたなら、自分のことを見てくれていないと思うかもしれません。

そんな時にちょっと騒いでみたら、お母さんやお父さんに注意された。そうすると、例え叱られようとも、騒いだら親は注目してくれるんだなと学び、同じことを繰り返すかもしれません。

注目する点

二つ目は、注目する内容です。

「まだ半分も終わっていないでしょ」という時、親の目線ができていないことに向いています。

すると、子どもは「ぼくだって、がんばってやっているのに・・・」と思うでしょう。

その子からしたら、一生懸命がんばって、30問ある中で、7問を問いたかもしれません。

「7問目まで、終わったんだね」

まずは、どこまでできたかに注目して声をかけてあげると、その先もやってみようというモチベーションにつながります。それが、たとえ1問であってもです。

英語学習も同じ

冒頭の英語学習の話に戻しますと、学校では、点数を付けなければならないとなれば、解答があり、それに沿わなければ✖️になってしまいます。

ネイティブに言わせれば「そういう表現もあってOKだよ」という答えを書いても、テストでは、教科書通りに答えなければ、✖️になることもしばしばです。

だからこそ、家庭ではできているところに目を向けてみましょう。

  • スペルは違えど、その単語を書いて見ようと試みたこと。
  • 単語の並びが日本語のままでも、英語にしてみようと試みたこと。
  • そもそも、英語を学んでいること自体が、すごいこと。

できていることを探そうと思えば、声かけのポイントはたくさん見つかることでしょう。

親が、どのタイミングで何を見て声をかけるかは、お子さんのやる気に大きく影響します。

ぜひ、意識的にいろいろ声かけをしてみて、お子さんの反応を観察してみて下さい。