うまくいく英語学習の目標設定

子どもに自分の背中を見せる

こんにちは。Mihoです。

お子さんに英語が話せるようになってほしいと思ったら、まず親御さんが英語学習を始めることをお勧めしています。そうすることで、お子さんが、英語に興味を持つようになってきます。以前、小学生のお子さんに教えていた時、その子は誇らしげに話してくれました。「私のママ、英語ができるんだよ!」と。そのお母さんは、英語がペラペラに話せた訳ではありませんが、毎日欠かさず英語学習に取り組んでいました。そのお子さんには、英語を頑張っているママが、とてもカッコよく、輝いて見えていたことと思います。

そうはいうものの、私の周りでも「英語学習は、これまでも挫折してきたし・・・」という声も少なくありません。そこで、これから英語学習を始めてみようと思ったあなたに、目標設定のコツについて、お話しさせて下さい。

目標はいったん手放してみる

今年も残すところ、2ヶ月を切りました。英語学習に関して「今年こそ、英語を頑張る!と目標を立てたのはいいけれど、結局続かない」といった相談を受けることがよくあります。大切なのは、目標設定を高くしすぎないことです。「英単語を毎日100個覚える」「3カ月でペラペラになる」といった目標は挫折しやすいです。なぜなら、そういった大きな変化を起こそうとすると、これまでの自分が反発するからです。「腹筋毎日100回」「3カ月でスリムなボディーに」とダイエットをして急激に体重を落としても、リバウンド(反発)することに似ていますね。

目標は、いったん手放して「今日できそうなことをやってみること」が効果的です。そして、何より自分に優しくすること。高すぎる目標は、いつしか「やらなければならないこと」に変わり、できなかったときには、自分を責め、落ち込むことになりかねません。「できそうなことをやってみる」程度に続けていくことが一見遠回りのようですが、実は一番近道です。

小さな達成感を積み重ねる

私はコーチでもあるので、コーチング関連の記事を英語で日常的に読んだり、移動中には英語でのワークショップが録音されたオーディオを聞いたりしています。

実は最初から、全部を一言一句理解できたわけではありません。繰り返し読んだり、聞いたりしているうちに、1度目にはわからなかったところが、2度目にはわかるようになり、2度目でもわからなかったところが、3度目にはわかるようになってきます。初め聞こえなかったことが、次には聞こえるようになるといった小さな達成感も得ることができます。英語そのものではなく、英語で興味のあることを学ぶうちに、結果として単語を覚えることができ、英語が話せるようになってきました。

できそうなことを一歩ずつ

スピード重視の社会では、短期間で目標が達成できそうな方法に目を奪われやすいように思います。「たった〇〇週間で」とか「〇〇するだけで」といった本が書店に並ぶ光景は、見慣れたものになっているのではないでしょうか。英語学習にせよ、片付けにせよ、ダイエットにせよ、短期決戦を期したものの「今度こそ」が長年続いていることがあったら、今からできそうなこと(「できること」や「やらなければならないこと」ではなく、あくまで「できそうなこと」)を始めてみて、日々のワクワク感や、小さな達成感を楽しんでみると、いったん手放した目標がいつの間にかかなっていることが実感できることでしょう。

今日できそうなことは何ですか?