こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は「英語学習は焦らないでゆったり構える」というお話です。
これは大人の英語学習も、子どもの英語学習も同じです。
大人の英語学習については、以下の記事で「英語学習は長距離走」というお話を紹介しました。

今日は、子どもの英語学習についてお話ししたいと思います。
「子どもが、将来、英語で苦労しないように、英語ができるようになってほしい」
そんな思いをお持ちの親御さんもたくさんいらっしゃるかと思います。
- 小さい頃から、英会話教室に通っている。
- 英語で話しかけている。
- 英語学習の教材を買った。
- 英語のCDをかけている。
- 英語のDVDを見せている。
子どものためを思って、時間やお金を費やせば費やすほど、その成果が見えない時には、焦りやフラストレーションを感じることもあるでしょう。
そこで、大切なのは、親御さん自身が焦って、子どもにプレッシャーをかけないことです。
「小さい頃から、英語教室に行かせているのに・・・」
「〇〇ちゃんは、あんなにできるのに、うちの子といったら・・・」
そう思うこともあるかもしれません。
「もう!やらないんだったら、このDVD、捨てちゃうよ!」
「こんなにお金を払っているんだから、今度そんな点取ったら、もうやめるからね!」
そんな言葉が喉まで出かかっている、なんてこともあるかもしれません。
でも、親が焦れば焦るほど、子どもの英語に対する興味は遠のいていってしまうでしょう。
「私は英語ができなかったから、あなたには英語ができるようになってほしい」
そんなふうに、親が、過度に子どもに期待をかけるのも良くありません。
英語力は、右肩上りにグングン伸びるものとは限らず、上達したと思えば、停滞して、そこから上達が感じられないと、モチベーションが下がってしまうこともあります。
人生と一緒で、壁に当たることもあるでしょう。
そんな時には、親の過度な期待が、子どものプレッシャーになってしまいます。
親が、ゆったり構えること。
子どもには、学ぶ力があると信じること。
我が家では、娘の幼少期、カナダ人の夫は、日本語もできるけれど、英語でのみ娘に話しかけていました。
寝る前には、1時間ぐらい英語の読み聞かせをしたり、一緒にDVDを見たりしていました。
娘は、夫が言っていることはわかっているようでした。
しかし、あくまで私の感覚ではありますが、娘の英語の発話量は、日本語の発話量10分の1ほどでした。
そんな娘が、4歳の時にカナダに行った時のことです。
3週間ほどの滞在期間でしたが、カナダの子どもたちと遊ぶ機会があった時に、これまで娘の中に蓄積されていた英語力が一気に噴き出したかのように、娘は英語を話し始めました。
「えっ、こんなに話せるんだ!」と驚いたのを覚えています。
その時に改めて気づきました。
学ぶ時間と、それを発揮する時間には、タイムラグがあることに。
考えてみれば、日本語の習得も同じですね。
赤ちゃんの時から、大人が一生懸命話しかけます。
わかっていてもいなくても、話ししかけ続けます。
そして、だんだん、こちらが言っていることがわかってきます。
そのうち一語、二語と少しずつ話すようになっていきます。
親御さんが焦りを感じた時には「焦らないでゆったり構える」と心の中で唱えて、深呼吸してみましょう。
お子さんの力を信じて、待ちましょう。