子どもに英語が話せるようになってほしい

子どもに英語が話せるようになってほしい

「子どもに英語が話せるようになってほしい」と思ったら、まず、あなた自身が英語学習を始めてみましょう。英語学習を楽しむお母さん、お父さんの姿を見たら、お子さんは「ママ、何だか楽しそう」「パパ、なんか頑張ってる」と興味を持つことでしょう。

そうは言っても、何から始めたらいいのやら・・・まずは、英語が話せるようになるマインドセットのお話をしますね。お子さんの英語教育がうまくいくかどうかは、親御さんの英語に対する姿勢も重要な鍵となりますので、是非、お読み頂けたら嬉しいです。

申し遅れました。株式会社エンパワーリングイングリッシュの鈴木美保と申します。弊社代表の井熊芽久美(実の姉妹です)と、今を生きるお子さんたちが英語が好きになるような仕組み創りや、ずっと英語が話せるようになりたいと思ってきた親御さんたちのお役に立てるような情報を発信していきたいとブログを始めました。

夫は、カナダ人です。高校1年生の娘は、日本生まれ、日本育ちで、日本語と英語を自由に話すことのできるバイリンガルです。私は通訳や翻訳の仕事もしているので「英語はどうしたら、話せるようになりますか?」とよく聞かれます。私自身は、最初から英語を話せたわけではありません。むしろ英語は苦手で、高校時代の英語の偏差値は確か40前後だったと記憶しています。そんな私が英語が話せるようになったプロセスの中で、最も大切だと思うことをお伝えします。

英語が話せるようになったら何がしたい?

突然ですが、あなたへの質問です。目を閉じて、考えてみてください。

「あなたは英語が話せるようになったら、どんなことがしたいですか?」

「もっと海外旅行を楽しみたい。」「字幕なしで、映画が見たい。」「外国人の友達がほしい。」いろいろな声が聞こえてきそうです。

さて、ここで今、「英語が話せるようになったら、したいこと」を考えたときのことをちょっと振り返ってみましょう。無意識のうちにどこかで、「いつか」「ちゃんと」英語が話せるようになったら…と考えてはいなかったでしょうか?

「いつか、ちゃんと」つまり、「いつか完璧に話せるようになったら」と無意識のうちに、ゴールを設定していることに気づくかと思います。ところが、この「いつか」は来ません。「完璧に」もなりません。「今」「完璧じゃなくても」大丈夫なのです。英語は、「今」あなたが持っている力を使って、少し工夫するだけで、話せます。

なぜ完璧でなくてもいいのか?

なぜ、完璧でなくていいのか? それは、英語を話す人の大半が話しているのは、完璧ではない英語、発音だからです。地球人口は、現在、約78億人。そのうち、4人に1人が英語を話すと言われています。そして、この英語を話す人のうち、ネーティブスピーカー、つまり英語の環境で生まれ育ってきた人の割合は2割にも満たないのです。残りの8割強は第2言語として英語を話す人々です。8割ですから、世界標準英語といってもいいでしょう。ということは、その世界標準英語が、第2言語としての完璧ではない英語、完璧ではない発音だということもできるのです。

英語が話せるようになるマインドセット

英語が話せるようになるマインドセット、それは「MAGIC」です。

MA…間違っていい。

GI…自信をもって。

C…コミュニケーション。

コミュニケーションの語源は、ラテン語でCommunicare、その意味は「シェアすること」「分かち合うこと」。大切なのは、話す英語が正解かどうかということよりも、広い地球で今、出会った目の前にいる相手と向き合い、その時間を共有すること、そして、そこから始まる関わり、そしてつながりだということです。次回は、この「MAGIC」についてお話ししていきます。