こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は、子どもがバイリンガルになるための要素についてお話です。
それは、ズバリ「英語の音楽を聴くことを習慣にすること」です。
我が家の高校1年生の娘は、バイリンガルです。
英検は準1級をもっています。
お父さんがカナダ人だから、英語ができて当然だと思われることが多いです。
小さい頃から、父親に英語で本を読んでもらったり、父親と話したりと、確かに英語に触れる環境に恵まれてきたことも一つあります。
ただ、それだけでは、実は、英語も日本語も流暢に話せるようになるのは難しいのです。
親のどちらかが、英語圏出身で、同じような環境に育ったお子さんの中にも、英語が得意でない子もいます。
娘が、英語が流暢に聞けて、話せることの大きな要因の一つとして、音楽があります。音楽を聴くのが大好きで、料理をしたり、学校の準備をしたり、お風呂に入ったり、とにかく音楽を聴くことができる環境にある時には、音楽を聴いています。
そして、気に入った歌は、歌詞を見ながら、一緒に歌っています。
例えば、テイラー・スイフト、エド・シーラン、マルーン5、最近では「70年代の歌もいいね!」と言って、 ABBAやビートルズなども聞いています。
街中で、どこからともなく聞こえてくる音楽でも、気に入ったものがあれば、その場でアプリで検索して、プレイリストに盛り込みます。
とにかく繰り返し、聴くものですから、そのうち歌詞も見なくても歌えるようになります。
あなたも、ふと流れてきた音楽が、その場を離れても、頭の中にグルグル流れている、なんていう経験はありませんか?
少しその感覚に近いように思います。
本人には、英語を学んでいるという意識はありませんが、音楽を通して、英語のリズムや表現、そして、何よりその楽しさに触れています。
また、娘に限らず、英語を教えている生徒さんの中にも、洋楽が好きなお子さんがいます。
その全ての意味がわかっていなくても、口ずさんで楽しんでいるというお子さんは、往々にして、英語を英語として聴くことに慣れていることが多いです。
英語を聞いた時に、頭の中で、日本語のリズムやカタカナ語に置き換えず、そのままの音を聴くことができるのです。
夫が来日した20数年前は、身近な英語ソースと言えば、Japan Timesという新聞のみだったと言っても過言でないぐらい、英語の情報へのアクセスは限られていました。
インターネットが使える今、音楽や動画は豊富にあり、語学学習にはもってこいの環境が整っています。
現在スペイン語学習中の私も、日々、スペイン語の音楽を聴いています。
そのリズム、時々聞き取れる単語への興味、自然に口ずさめるようになったフレーズ等々、テキストでは学べないことが満載です。
「音楽を聴く」
今すぐできることから、始めてみませんか?