こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
今日は「大人のやり直し英語」のお話です。
英語を勉強している、または英語を勉強したい方にオススメの教材。
それは、ズバリ、中学校の英語の教科書です。
最近の中学英語の教科書の中身を見たことがありますか?
私が中学生だった30数年前の教科書とは全然印象が違います。
“This is a pen.”
から始まるものはありません。
どの教科書もよくデザインされていて実用的ですし、話題もいろいろな国の紹介から時事問題まで多岐に渡っています。
教科書には、ところどころQRコードがついていて、スマホでスキャンすれば、その項目に関連する動画を見ることができます。
また、積み上げ式で英語が学べるので、英語を体系的に学びたい方には特にオススメです。
オンラインでも購入できますし、地元の書店で注文できるところもあります。
Here We Go! ENGLISH COURSE 1 [ (文部科学省検定済教科書 中学校外国語科用)
Here We Go! ENGLISH COURSE 2 [ (文部科学省検定済教科書 中学校外国語科用)
Here We Go! ENGLISH COURSE 3 [ (文部科学省検定済教科書 中学校外国語科用)
教科書がそんなにいいのなら、なぜ英語が話せない日本人が多いのか?
そんな声も聞こえてきそうです。
それは、学校の授業の中で、生徒が英語を話す時間が圧倒的に少ないからではないかと思います。
これまで、英語を通して、多くの中学生と関わってきていますが「授業中に英語を話すのはどのぐらい?」と聞くと「全く話さない」という中学生が多く、話しても「ほんの2〜3分」といいます。
「中学、高校で合わせて6年間も英語を勉強して、なぜ話せないのか?」
と問われることもしばしばですが、この「6年間」でどのぐらい英語を話しているのかを考えてみます。
少し前のデータになりますが、中高で英語の授業総時間数は、
中学3年間で、320時間
高校3年間で、434時間
だそうです。
(出典:Benesse 教育研究開発センターが選ぶ「調査データ クリップ! 子どもと教育」 2008 年 2 月 26 日 )
授業時間は、実質45分〜50分間ですので、上記の時間数よりもっと少ないですね。
しかも、先ほど紹介した中学生たちの話に基づき、その中で「英語を話す時間」を多く見積もって、1回の授業で5分間としても、
中学3年間で、27時間 (1日強)
高校3年間で、36時間 (1.5日)
中学、高校の6年間の中で、英語を話す時間が2.5日間では、話せるようになるのは至難の業でしょう。
教科書を使って学習したら、できるだけ「話す場」「書く場」を見つけてどんどんアウトプットしてみましょう。
- 学習したことを使って、実際に誰かと話してみる。
- 学習したことを誰かに教えてみる。
- 学習したことを散歩しながらブツブツ呟いてみる。
- 学習したことをSNSで投稿してみる。
あなたなりのアウトプットの方法を見つけて、インプットしたらアウトプットすることをセットにしてみて下さい。
アウトプットで大切なのは「質より量」。
できることから、どんどん試してみましょう。