こんにちは、Mihoです。
子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。
この夏、娘が、カナダの高校留学に向けて、旅立ちました。
娘の成長が嬉しくもあり、また離れていく寂しさもあり、成田空港で見送った帰り道、涙が止まりませんでした。
成田エクスプレス、新幹線と乗り継いで、最寄駅から自宅に向かう車の中で、娘をよく車で送り迎えしたなあと思い出し、さらに泣けてきてしまいました。
その時、ふと、子育てって面白いなあと思いました。
「ママ、送ってって〜」
「ママ、迎えに来れる?」
そんなふうにして、あちこち送り迎えしていた時は、甘いなあと思いながらも「しょうがない、送ってってあげるか」と思っていました。
でも、いざ娘がカナダに旅立ってみると、助手席がポカンと空いていて寂しい。
車での移動時間に、一緒にいろいろな景色を見て、一緒にいろいろな話をして、一緒に笑ったり、時には一緒に泣いたりしたことが思い出されました。
子育てはたいへんなことも多く、何かと子どもに「してあげている」と思っていたことがたくさんあるけれど、実は「させてもらっている」に近く、どれもこれも貴重な時間だったんなと感じています。
将来、子どもに留学してほしいなあと思う親御さんも、いらっしゃるかと思います。
また、留学してほしいなあと思いつつも、迷っていらっしゃる方もいるかと思います。
何らかの参考になれば嬉しいなと、私が、娘の留学に賛成した理由を書いてみたいと思います。
その理由は、主には3つ。
一つ目は、娘が行きたいと言ったから。
「留学しなさい」と言ったことは一度もなく、娘は、高校生になったら、カナダに留学すると思っていたように思います。
「子どもに留学させたい」という親御さんもいらっしゃいますが、もし、本人が行きたくないのであれば、無理に「させる」のはよくないでしょう。
私自身も20代の頃に海外に行きましたが、その時、出会った留学生の中には「親に言われたから来ている」と言って、現地の人とはあまり交流せず、同国出身の仲間とだけ過ごして、愚痴を言い合い、やがて帰国していった人も少なくありません。
娘が自ら行きたいと思うようになったきっかけとしては、お父さんがカナダ人で家族がカナダにもいることはもちろんですが、少し年上の友人に留学している人が何人かいて、留学が身近だったことがあると思います。
もし、将来子どもに留学してほしいなあと思っているのであれば、お子さんが海外に興味をもつような環境を整えることも一つの方法です。
二つ目は、カナダはお父さんの生まれ育った国だから。
娘は、日本で生まれ育ちました。
お父さんは、カナダ人。
お父さんが、生まれ育った国のことも知ることのできるいい機会だと思っています。
三つ目は、視野を広げるいい機会だから。
親が子どもに見せてあげたり、教えてあげられる世界は限られています。
もっと広い世界や選択肢があることを、五感で感じてきてほしいと思っています。
娘の新たなスタートは、親である私自身の新たなスタートです。
同じ空の下、これからも一緒に成長していきたいなと思っています。