英語上達には「あきらめ」が肝心

こんにちは、Mihoです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

英会話初級から中級ぐらいの人の傾向

今日は、英語上達には「あきらめ」が肝心というお話です。

英語を学習している人、特に初級から中級ぐらいの人に多くに見られる傾向として、英語を直訳しようとして先に進めなくなってしますことが挙げられます。

「よろしくお願いします」は英語でなんて言う?

例えば・・・

「よろしくお願いします」と言いたい場面で、「あれっ、よろしくお願いしますってなんて言えばいいんだ、困ったなあ」と止まってしまう。

「よろしくお願いします」にピッタリと当てはまる表現は英語にありません。

だから、その状況に合わせて、考えることが必要です。

例えば、初めての職場での挨拶で、自己紹介をした後に「よろしくお願いします」というのであれば、

“I’m looking forward to working with you.”

(みなさんと一緒に働くのを楽しみにしています)

例えば、初めてあった日の別れ際に「これからも、よろしくお願いします」というのであれば、

“It was very nice meeting you. See you later.”

(お会いできてよかったです。またお会いしましょう。)

例えば、ゴミの収集日に、家族に「ゴミ、よろしくね」というのであれば、

“Could you please take the garbage out? Thank you.”

など、その「よろしく」に込める意味合いを英語にして表現することになります。

収まりの悪さ、違和感を手放す

状況を考えて表現してみたのはいいけれど、おそらく「よろしく」とひとこと言えない収まりの悪い感覚があなたの中に残るかもしれません。

私も、英語を話すようになった当初は、同じように、収まりの悪さを感じていました。

でも、英語にないものはないので仕方がない。

そこが、今日のポイントの「あきらめ」が肝心ということです。

収まりの悪さがあって、あきらめきれないのであれば、そこは、もう日本語で「よろしくお願いします」と付け加えてしまってもいいでしょう。

でも、英語で会話する経験を積み重ねるごとに、その収まりの悪さに慣れてきます。

言語は、文化的や地理的になど、背景があってできているものです。

その言語を話すうちに、その言語の背景やその言語を話す人々の捉え方なども理解できるようになって、日本語で直訳できないことの収まりの悪さや違和感も次第に消えていくことでしょう。

言いたいことをそのまま訳そうとして、どう表現すればいいかがわからない時には、頭に浮かんだ日本語をかなりシンプルに落とし込んで、これなら英語で言えるという形にまで変換してみましょう。

「言いたいことの一字一句を全て英語にして伝えなければならない」

そんな思い込みを一旦手放してみて、会話した時、どんなことが起こるか、是非観察してみてください。

今日もあなたの英語学習を応援しています。