子どものコーチング

こんにちは、Mihoです。

子どもや親御さんに役立つ英語教育ブログを発信しています。

今日は「子どものコーチング」というお話です。

英語学習というより、子どもとの関わり方に関する内容ですが、ひいては子どもが英語に興味を持つためのヒントになるかと思いますので、読んで頂けたらうれしいです。

教えようとすると子どもは反発する

家で、子どもに何かを教えようとした時、子どもが反発してうまくいかない経験はありませんか?

うちも例外ではなく、夫(カナダ人)が娘に何かを教えようとすると、娘はすごく嫌がります。

小さい頃から、例えばボーリングに行って、夫が「こう投げるんだよ」と教えると「わかってる!」と娘。

アイスホッケーも同様に「こうやるんだよ」と教えると「わかってる!」

英語も同じです。

娘から少し質問をしただけなのに、そこから派生して、言葉の語源を説明したり、またそこから歴史にまで話が及ぶことも。

その時点で、娘はお父さんのお話には耳を傾けるどころか「あぁ、お父さん、またティーチングモードだ・・・」とすっかり上の空です。

高校生になった今も、一緒に映画を見たり、スポーツをしている時はいいのですが、ひとたび何かを「教えよう」とすると途端にやりたくなくなるようです。

そこで、登場するのがコーチングです。

コーチングモードに切り替えると、子どもはどんどん話をしてくれるようになります。

(ただし、コーチングしすぎるのも不自然で、それはそれで「ママ、またコーチング?!」と返って逆効果になることも・・・)

コーチングする時の大切なポイントはたくさんあります。

今日は、その中でも最も大切な3点をお伝えします。

その3点とは「傾聴」「質問」「承認」です。

子どもの話を最後まで聞こう

まずは「傾聴」。

子どもの話に耳を傾けましょう。

相槌を打ちながら、相手の話を遮ることなく最後まで聞いてみましょう。

途中で、アドバイスしたくなってもアドバイスしません。

子どもに限らず、人が話をする際多くの場合「相手にはただ話を聞いてほしい」と思っています。

あなたも、話している最中に話を遮られたり、求めてもいないアドバイスをされたりしたらどうでしょう。

「相手に自分の話をしっかり聞いてもらえた」と感じず、心になんだか未完了感が残るのではないかと思います。

ぜひ、最後まで子どもの話を聞いてみましょう。

また「アドバイスはしない」と書きましたが、子どもがアドバイスがほしいと求めてきた時には「〇〇はどう思うの?」と考えを聞いた上で、アドバイスをするのもOKです。

興味関心を持って質問しよう

次に「質問」。

自分の子どものこととなると、親は「わかっている」と思って、話を最後まで聞くこともなければ、質問することもなく、先回りして良かれと思う「正解」や「答え」と与えてしまいがちになることも多いでしょう。

でも、子どもは自分の子であっても、自分とは違う一人の人間です。

子どもはどうしたいのか?

子どもはどう考えているのか?

子どもはどうしたらいいと思っているのか?

ぜひ、子どものことを知っているつもりにならず、興味関心を持って質問してみましょう。

ただし、子どもが失敗したときに「どうして!」とく責めるような聞き方「詰問」にならないよう注意してくださいね。

子どもの思いや感じていることを承認しよう

子どもの思いや感じていることを「承認」しましょう。

「承認」には「存在承認」「行動承認」「経過承認」などいろいろあります。

子どもの様子を観察して、常日頃から「ありがとう」と伝えるのもその一つ。

また、子どもがなにか話をしたら、例え「それは違う!」と思っても、頭ごなしに否定せず、まずは、子どもはそう感じているんだということを認めて(見る+留める)、伝えます。

具体的には、子どもの話に「でもね」とか「でもさ」で応えたくなった時に、ぐっとこらえて、まずは以下のように伝えてみましょう。

「そうだったんだね」

「〇〇は、そう思っているんだね」

「〇〇は、そう感じているんだね」

子どもの思いや感じていることを承認しよう

「傾聴」「質問」「承認」

いかがだったでしょうか?

今日は、コーチングについてお伝えしましたが、コーチングがティーチングより優れてるというわけではありません。

コーチングが機能する場面もあれば、ティーチングが機能する場面もあります。

どちらのスキルも備えて選択肢を広げる方法の一つとして、コーチングをご紹介しました。

ぜひ、今日お子さんと話すときに、一つでも意識してトライしてみてください。

これまでとは違ったお子さんの側面や思いが見えてくるかもしれません。